エルフの日々

誰にも「約束」された場所があり・・そして誰もがそこを目指して一生懸命歩いてる
<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

フォーレスト通信2

JUGEMテーマ:介護

 フォーレスト通信2

 震災から8日目。
今日が何曜日なのか分からなくなる時がある。
震災直後の記憶ばかりが鮮明で、ここ数日の記憶が跳んでしまう。
皆が夢中で目の前の問題に取り組み、ともすれば挫けそうになる心を支えあう。

 
 震災直後の被災地は、見慣れた風景が一変し、ただただ涙が流れた。
1週間の間に、その悲惨な光景を少しずつ少しずつ復興させていく人々。
人間ってすごいなって素直に思った。

 
 激しくうれしかったこと。
三重の井上先生がボランティア医療部隊で七ヶ浜に入り、雪の中お会いできたこと。
先生に支給して頂いたガソリン缶で、フォーレスト車両の殆どが走行可能になったこと。
三重医療部隊の災害地仕様送迎バスを見学し、フォーレストスタッフが奮い立ったこと。
名古屋小山さんから支援、福井松井さんから支援、たぶんNPOの仲間たちが協力して支援物資を送ってくれること。考えられないルート。考えられない想い。

家族からの電話に思わず立ち上がって、涙ふきながら事務所の外にとび出すスタッフ。小さな息子と奥さんを夜中に実家に送り出し、こみ上げる想いを押さえ込んで仕事するスタッフ。薬のみながら不安訴えながらそれでも時間になると夕食を用意するスタッフ。一度も家に帰らず、皆のために裏方に徹するスタッフ。皆の要求に黙ってうなずき、黙って応えるスタッフ。最も悲惨な被災者であるにもかかわらず、避難所でボランティア相談員やってしまうスタッフ。遠征先から飛行機とバス乗り継いで、大きな物資引きずって帰ってきた司令塔。川から大量の水汲んできた得意げな汚れた笑顔。何キロも徒歩と自転車で安否確認してきた疲れ切った笑顔。独りで悲惨な現場をめぐって途方にくれてしまった笑顔。避難者名簿HPで家族の名前みつけた笑顔。
昨日あんなに疲れていたのに、朝になると挑むように前をみている。そんな人間たちが傍に居てくれること。

 
 まだ災害は終わっていない。
何万もの人々が住む場所を奪われ、移住を余儀なくされている。
地域が崩壊しかけている。町では略奪が横行している。
在宅の療養者はどこかに忘れられている。
基幹病院が倒壊しかけている。電気も水もない家に退院させられる入院患者。
下痢と低栄養に悩む子供や老人たち。
津波は去ったけれど、地域を覆う社会的津波はまだ去っていない。

 明日も走る。
今、やらなければならない。今前をみなければならない。
たくさんの人たちの支援と応援の声を胸に、私たちはこの地域の片隅を支えていく。
明日も走る。 

2011.03.20 Sunday 01:19 | comments(0) | trackbacks(0) | 
<< フォーレスト通信1 | main | フォーレスト通信3 >>