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連携ケーススタディ13【ニーズ分類とは何か?パート3】

JUGEMテーマ:介護

 連携ケーススタディ13【ニーズ分類とは何か?パート3】

2)非期間設定群(長期支援)  → 期間設定しない・できない訳がある

長期支援解説の前に

 〇簔のサービス提供手法はどんなベクトルなのか? 
 
 何度か書いて来たが、利用者をはじめサービスユーザーにとって有効であるサービス提供手法とは如何なるものであろうか?

 最近では多少の変化を認めるが、医療機関内のサービス提供は、疾病や障害治療の名の下にサービスを受ける側と提供する側には一定の共有された目標がある。
故に提供されるサービスそのものを利用者側は受け入れる事が容易である。
又、サービス提供側もそれが至極当然と受け止める。
加えて、医療機関内では、環境や提供される食事をはじめとしたケアサービスは一定の
量と質が担保され、ほぼ平等な生活環境が提供されている。
この時点で、既に医療機関内とその外でのケアが全く別な事象になっている事を確認しなければならない。
当たり前?そう当たり前なのだが私達が有している概念やサービス提供のベクトルは、
相変わらずそれらの違いを認識したものになっていないのである。
  
 一方、サービス提供手法の観点から考察すると、サービス提供者は本当に利用者の都合や要求に従順だろうか?
「医療・福祉が広義にサービス業である」ならば、本来私達は利用者はじめ利用料を支払っている人たちの要求に応える義務がある。
しかしながら、私達が提供するサービスは利用者からの要求ではなく、国が決めたサービス体系の中から事業を創出し、法的に決められた範囲でユーザーの生活を支えようとしている。
これまで創られてきたサービスが何処か画一的になっていた事や、障害の改善や生活そのものの構築を謳いながら、老人保健施設や類似の施設が利用者に画一的な生活を押し付けて来たのもこれが起因する。
誤解を恐れずに言えば、「生活再構築」と「収容先確保」と言う相反する事象を同じ定義や概念で進めているのではないか?この国で障害や疾病を持つと生活が限りなく画一化されたものになってしまうと言う事か?
医療保険や介護保険の報酬改定の度に繰り広げられる私達側の右往左往は、何処か利用者を無視した、つまり当事者無き議論に思えてならない。


◆ヾ間設定可能なニーズ・しにくいニーズ
 
 「費用対効果」と言う言葉は、投資しようとする商品やサービスなどの価格が、満足度やその機能などの価値に見合うか否かを表現した言葉である。
近年医療・介護報酬決定やそのサービスそのものの政策決定にこの費用対効果を要求され始めている。報酬に見合うサービス提供手法が常に要求されている訳だが、当然その効果を計る物差しが必要である。
EBM(Evidence-based-medicine)は、医療分野での実験データや症例などの具体的証例
に基づいた理論構築を指す。
このEBMが本来の費用対効果を示す指標なのかどうかは多少議論を要する。
リハビリテーション業界に於けるこのEBMは、治療として成立する分野であれば何処までも追求されるべきものであろう。しかしこれは費用対効果指標とは意味が違う。
ここに大きな断層がある事を、もう少し理解されてもいいように思う。
医療機関の外で展開されるケア(生活)の構築に内在されるリハビリテーションは、治療としてEBMを追求可能な部分とそうなりにくい部分とが混在しており、それを明確に分離する事が甚だ困難なのである。
同じ手法を使用しても、個々の利用者の家族機能の差異や心理状態に余りに左右されるのが常態だからである。又それが「人の生活」なのだろう。
しかも私達が持つその「手法」さえ、未だ医療機関内であっても標準化されていなかったり、医療機関の外ではそれこそ個々のサービス提供者の力量によって左右されているのが現状である。
 
 「生活構築」を前提としたサービスなのだとしたら、治療的分野のその先にあるものに
対する費用対効果指標はもっと別次元の思考が必要である。
期間設定が可能な群は、どちらかと言えばEBM指標で示しやすい。
しかし、疾病・障害重症度・時間経過に伴う変化・家族機能・心理的状態・その他社会背景等の
変数(個々人の差)を考慮したサービス提供を要求されるシーンに於いては、個々の利用者に対してどんな方向でどんなサービス提供を実施したかが問われる。
その一つ一つを臨床的に積み上げ、検証し、分類していく作業こそが必要なのである。
そしてその分類こそが、今後の私達のサービス提供の方向なのだと考える。

   非期間設定群(長期支援)には幾つかの分類・傾向があり、その一つ一つのパートに私達のサービスを必要としてくれる人達が居る。
まずはその人達に、私達が何を届け、何を結果とするのかを検証する事こそ私達の務めであり、その積み上げられた検証結果こそがEBMとは違った費用対効果指標なのたと思う。

非期間設定群(長期支援)の現在の私達の分類は以下の4つである。
顱法擇かりつけ支援】
髻法攷聞埃栖技抉隋
鵝法攵祿屋化ハイリスク支援】
堯法攵祿屋化ローリスク支援】

2010.05.27 Thursday 16:42 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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