エルフの日々

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連携ケーススタディ2−4【生活再設定支援】

JUGEMテーマ:介護
 【生活再設定支援】・・・提供サービス項目の考え方つづき


ぁADL向上支援
    日常生活の何を向上させるのかを前提に、サービス提供を決定すべきである。
日常生活をバーセルインデックス等の項目で思考するのも一つの手法だが、生活環境や社会的条 件の違った場所で定量的な評価に意味を見出す事は困難である。この点に関して、我々サービス提供者はもっと真摯に受け止めるべきである。
対象となる利用者や介護に携わる方々が、日常生活のどの場面で不自由さ若しくは困難さに直面しているのかが肝要で、ごく単純な事象が意外にも生活阻害因子になっている事を我々は知るべきである。
要介護度の評価ですら、環境や社会背景といった個々のパラメーターを考慮しているとは言いがたい。新しい地域ケア体制の確立には、この異なる状況の日常生活をどのように定量化し、評価するのかが大きな鍵となっている。
現時点でできる事は、できるADLなのか、実際にしているADLなのか・・それを可 能にする因子は何なのか。実際の生活場面の一つ一つを検証し積み重ねていく事である。
 

ァゝ’讐善
    生活再設定支援に於ける機能改善は、廃用性症候群の改善や2次的障害の対策等と純粋に疾患に対する治療の2つの方向性が考えられる。
この場合、生活再設定に必要な要素を含むものに関しては訪問による在宅アプローチが有効だが、ある程度の頻度や時間を要する対策に関しては通所サービス等の整った環境でサービス提供されるべきである。逆に、通所サービス等で形成された機能や能力を生活場面に定着させるような場合は、その都度訪問サービスを実施すべきである。
機能改善は、主にリハビリテーションサービスを意味するように考えがちだが、身体的問題解決や内部疾患等に関する事項も原因として多く、もう少し複合的な観点で機能や能力を考慮すべきである。医療機関で長期間外来リハを受けても、介護場面でその効果を発揮させられないケースは余りに多い。
リハビリテーションの定義をもう少し広義に、若しくは複合的に考えると、提供される サービスが生活に密着し出すのではないかと愚考するものである。


Α_搬音抉
    提供されるサービスは基本的に家族支援となるが、この場合の家族支援はもう少し包括的な意味合いを持つ。
家族の社会背景を考慮したサービス提供でなければ生活再設定とはならない。
介護手法・介護の量的軽減・社会参加のための時間確保・溜まりきった諸問題をただ聞くだけでも支援となる。
この場合最も重要な事は、利用者とご家族に今後のビジョン提示が我々にできるかどうかである。
このままの状態が今後も続くのではなく、生活の変化や向上が何らかの形で達成されるのだと示す事ができないのであれば、ケアの主体がレスパイトに流れるのは必然である。
「これだけの期間でこの問題をこのように解決していく。」そんなサービス計画が必要である。意外にもサーービス提供の効果が達成されない事を家族機能に原因を転化する向きがあるが、製品の良し悪しを顧客の責任にするが如く、余りに稚拙な思考である。少なくとも、我々はその選択肢の提示だけでもする気概が必要である。


А]携支援
    訪問看護やリハビリテーション、通所事業所での成果は、即ち介護場面に反映させなければ生活再設定とはならない。
 ケアマネジャーや家族のみならず、介護サービス提供者や施設等とその情報を共有し、必要なら実際の生活場面で介護動作の練習をしたり、障害理解を深めるためのディスカッションも有効である。定期で実施される担当者会議等では、積極的に情報開示し、又情報収集すべきである。
福祉機器や住宅改修の場面に於いても、動作や介助手法の在り方で全く違った選択肢が生じる可能性がある。
又、積極的に訪問リハと通所リハを連動させた場合、その効果は単独のサービス提供よりも大きくなるだけでなく、次の展開を生み出す力にもなる。
こういったサービス連携は、医療福祉複合体の様な全てのサービスを包括的に持つ施設の得意とする処かもしれない。しかし実際は複合体に入れない若しくはそういった施設がない地域が殆どである。しかも、複合体は所詮医療からの見解を重要視し、本来の意味での生活密着型のサービスになり難い側面を内在してしまう。
今後、各々の専門職がケアマネジャーやかかりつけ主治医を中心に、互いに連動したサービス提供を心がける事が肝要である。

運動器向上支援につづく

参考
https://ssl.miwapubl.com/products/detail/933
http://www.team-forest.net/g1/images/20.pdf

2009.08.18 Tuesday 14:41 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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