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連携ケーススタディ2−3【生活再設定支援】

JUGEMテーマ:介護

 【生活再設定支援】・・・提供サービス項目の考え方

 
  生活再設定支援と退院時移行支援の違いは、既に生活環境の中に入っている状況下で
その生活を変えていかなければならない事にある。
退院時は不明確であった問題点が生活に入って露出した場合、家族の社会背景に左右される場合(ご利用者本人ではなく家族都合のプラン)、一定の手法が確立されてその環境や手段が問題となっている場合、本来の問題が気がつかれていない場合等、一旦生活に入った方々のニーズ抽出とその問題解決の理解には相当の時間を要してしまう。
このような状況下で最も重要なポイントは、サービス提供者自らが自分の役割と範囲を認識し、例え法人や職種が違っていても素直に問題解決に向かうための連携が取れるのかどうかにある。
ケアマネジャー諸氏及び主治医に最も活躍して頂きたいシーンである。
我々現場サービス提供者は、徹底的に道具に徹する事が肝要である。

・・・
  生活再設定支援で提供されるべき項目は、7項目である。
退院時移行支援とは異なり、既に実行されている生活の中から問題点を抽出する作業は、容易ではない。何を変えて何を守るのかを明確にビジョン化し、サービス提供者側の論理ではなく、生活者の視点に立って考察するべきである。
故に、退院時移行支援よりも期間設定を緩やかにし、生活の混乱を招かない事が肝要である。


看護処置
 医学的管理・処置等は当然であるが、生活の中で看護師が思考すべき問題は実は多岐に渡る。
排泄に関しては実に6割以上の利用者で問題を抱えているとの調査報告がある。 又、水分摂取や食事(特に栄養管理)は、何も摂食に関わらず家族機能や社会背景等の理由によって問題を内在している場合が少なくない。
在宅生活を保障していく素地として、看護師による問題解決手法は不可欠であり、介護場面を根底から変えるだけの力がある。
訪問看護ステーションはそう言った意味で、地域で最も敷居の低い介護手法改善の場所なのである。今後、所謂医療処置とは違った観点で看護処置を位置づけた方向性が研究されるべきであり、その標準化が必要である。


環境設定

   退院時移行支援の場合はリスクを最大限に考慮した設定となる。生活再設定支援の場合は、リスクは勿論だが寧ろ介護手法若しくは生活の利便性を考慮した設定となる。  
一度決定されている環境を変える事自体がリスクに成り得るが、繰り返し動作訓練を し,且つ介護手法の徹底を図る事で、大きく生活を変える事ができる。
又、安易な住宅改修は行わず、費用等も考慮して介護手法に合致した環境を構築していく事が肝要である。
  福祉機器の変更や導入は、確固とした障害理解と環境理解の上実施されるべきである。  最も注目すべきは、普段最も過ごす時間の長い場所と介助量の多い場所に着目する事である。福祉機器は、その用途によってオールインワンモデルであるか、逆にオンリーワンモデルかを適宜判断しなければならない。その根拠があやふやな状況で導入された  機器は、寧ろ生活を阻害するだけでなく、障害を悪化させてしまう事を銘記すべきである。


介護手法確立
   障害の変化によって、介護手法は当然変遷していくものである。
介護負担軽減などと抽象的な目標設定をしたり、介護そのものを家族機能で思考したりする事は、問題を先送りにするか若しくは障害を悪化させかねない。
生活のどの場面の何の手法を変えるのかを明確に設定すべきである。
訪問でのリハビリテーションのエビデンスが確立しにくい最も大きな要因である。
どんな場面の何を変化させるのか、その結果介護はどう変化するのかをしっかりビジョン化し、適宜必要なアプローチを実施すべきである。
同時に、そのビジョンを利用者・ご家族・ケアマネジャーと共有し、共通した目標としてサービス提供すべきである。

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参考
https://ssl.miwapubl.com/products/detail/933
http://www.team-forest.net/g1/images/20.pdf

2009.08.10 Monday 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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