エルフの日々

誰にも「約束」された場所があり・・そして誰もがそこを目指して一生懸命歩いてる
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連携ケーススタディ2−1【生活再設定支援】

JUGEMテーマ:介護

 【生活再設定支援】・・・生活を変える・生活を発展させる

ケース2
   68歳女性。脳梗塞、糖尿・高血圧合併。肥満。うつ傾向とのこと。他事業所ケアマネジャーから相談依頼。さて・・
麻痺や運動障害は軽度であるように思われた。然るにベット上起居、歩行ともかなり困難を要している。何よりも生活を大変にしているのは、昼夜の排尿回数の多さだった。
ご主人他ご家族はいらっしゃったが、介護は主にご主人が為されていた。
夜間何度も起きて、ベットから起こし、ポータブルトイレに座らせ、ズボンの上げ下ろしをする。これが毎晩1度や2度ではない。ご本人もご主人もほとほとまいっていた。
食事は介助でダイニングまで歩いて移動し、ダイニングテーブルの椅子に座ってとられていた。
・・・
あれれ・・テーブルの下には処方された内服薬の粒が何個か・・確認の必要はなかった。ご本人にしてみれば、一個一個摘んで口に入れる前におこっちてしまう。拾うに拾えずそのままになってしまっている。内服の状況が思わしくない状況は別に飲み忘れなどではなく、生活環境の中にあったりする。・・・看護と主治医に連絡・・
  看護師の相談訪問のついでに、水分摂取に関する評価、栄養状態の評価、尿量の評価
夜間の排尿に関する対策を実施。内服の方法は様々試し、ご家族介助をお願いした。
さて・・リハは居間・寝室特にベットサイド・トイレ・家屋内導線の環境設定。何も大掛かりな住宅改修など必要なく、その場面のご本人の動作と介護手法に合わせただけである。唯一、一本杖の歩行を支持基底面の大きい歩行器具での歩行に変えて動作訓練した。ベット上起居は方法を確認の上、動作訓練すると程なく可能となった。・・・その後内服薬の調整と夜間排泄手法検討により、夜間の排泄介助は劇的に回数が減った。勿論日中は自らトイレで排泄可能となった。
うつ傾向?・・ないよそんなの。
・・・
何か特別な事が実施されたのだろうか?
・・・
 ケアプランが生活再設定向けのプランではなく、レスパイトを主目的としたものになっていた。故に介護手法の検討や開発、本来可能な事を可能にするための動作訓練が為されていないだけであった。勿論レスパイト目的のプランはご家族が希望されたのだろう。
生活する環境の中で、具体的な介護手法と生活改善が為されない場合、当然の帰結としてニーズは介護からの解放か負担軽減になる。ご家族のニーズとご本人のニーズが乖離しているケースも珍しくはない。生活再設定支援は、本来必要なニーズを抽出する事、且つニーズに対して具体的対策を講じる事が重要な視点である。又当然の事ではあるが、期間設定し可能な限り速やかに問題解決を計る事も重要である。
・・・
 その後ケース2のおかあさんは・・
訪問看護は約3ヵ月で、訪問リハは2ヵ月で終了。リハビリを重点的に実施する通所サービスに移行した。訪問での看護やリハビリもニーズを満たすためには、目的指向型でなければならない。
既に歩行レベルに達し、活動量を増やし、且つ様々な問題解決を計る事が可能なサービスへ移行させた方が多角的なニーズを満たすことになる。
現在は・・通所の看護師さんと相談しながらダイエットに励んでいるそうである。

・・・
ケース3につづく

参考
https://ssl.miwapubl.com/products/detail/933
http://www.team-forest.net/g1/images/20.pdf

2009.07.24 Friday 17:17 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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