エルフの日々

誰にも「約束」された場所があり・・そして誰もがそこを目指して一生懸命歩いてる
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夢に向かって3〜誰かのために何ができるか〜

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 夢に向かって3〜誰かのために何ができるか〜


 自らの存在を確かにするのは、決して自らを喧伝する事ではない。
寧ろそれは常に見えない場所で、理解されず、時に誤解され、それでも自らの役割に愚直なまでに向き合う姿勢が醸し出すものである。
仕事とは、誰かのために自分が何ができるのかを考え、実践する事である。

・・・
 
 我々の仕事は、病んだり、障害を抱えたり、そんな人々やその家族の生活の向上にある。
当たり前の事。でも時に当たり前が歪んでしまう時がある。
自分の職域に拘ったり、権利を主張したり、隣の仲間が仲間でなくなる瞬間。
専門性の連携とその連続した活動こそが求められているのに、いつの間にか自らの喧伝に懸命になっている。 
挑む対象を忘れ、仕事の対象を忘れている。必然として、その存在は認められない。

・・・

 専門職が後方を気にせず、サービスの提供に全力で向かえる。
専門職が一人でも多く、障害を持つ人々やその家族の傍に寄り添える。
そんな世界観が必要である。人まねではなく、私達の地域に合った、私達の役に立つシステムが求められる。
そのシステムの中核思想が多職種・多事業連携である。
その達成のために何が必要なのだろうか?


例えばそれは、事務処理であったり、会計処理であったり、労務管理であったり。
専門外の困難な仕事。それを現場の専門職の後方で支援する部隊が支援する。
後方で支援する部隊があって初めて前線が機能する。


例えばそれは、テクニカルな医学的処置であったり、臨床経験が必要な処置であったり、
もっと有効に利用者の生活を向上させられる技術であったりするかもしれない。
でもその総てを兼ね揃えた専門職など居ない。
互いが役割をパスし合う関係。情報の集積と還元。互いが互いを支援する環境。
そんな関係が欲しい。


例えばそれは、技術の未熟な者を先に行く者が支援する事かもしれない。
伝達される技術、伝達される思想。
専門性を高めるためにどうしても必要な専門職間での支援。
己が技術に埋没せず、新しい発想と新しい仕組みを生み出すための仲間作り。


例えばそれは、次のステップに利用者を送り出す作業。
ゴールなき支援など在り得ない。
時にそれは一時的に自らが不利になるかもしれない。
でも、誰のための仕事だったかを忘れてはならない。
利用者やその家族が本当に求めるサービスに繋げて行く事。そんな発想。
サービスが移行してこそ、ゴールを達成してこそ、それまでの仕事の結果を出せる。
サービス提供機関で移行できる環境。互いが信頼し合い、壁を越えた関係が構築される環境。
そんな世界が欲しい。

・・・
 
  多職種・多事業間の連携のためには、現在考えられている以上の複雑な仕組みと、乗り越えなければならない課題が存在する。
夫々がプロフェッショナルである事。夫々が自らの役割を認識しそれに徹する事。
何より、自らの存在を賭けるならば、他者を支援する事をこそ旨とする事。
そんな意識がなければ、我々の夢は繋がって行かない。

・・・・・

 今年9月。フォーレストには新しいサーバが導入された。
それには専門職を繋ぐ情報データベースが格納され、現場から直に後方へ意思伝達可能になるシステムが構築される。
双方向の意思伝達。それはやがて事業所間を結び、ネットワークを形成し、仲間のために何ができるのかを考えるツールとなる。
もう事務所なんか必要ない。いつでも何処でも互いが繋がりあえる。
私達の夢を創る材料である。

2010.11.09 Tuesday 02:19 | comments(0) | trackbacks(0) | 

「13歩のレース」夢に向かって2

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 13歩のレース 夢に向かって 2

 秋の新人戦まで、彼がどんなにトレーニングしてきたのかは知らない。
ただ、毎日炎天下の中休まずに努力していた事だけは知っていた。
既に下位ながら県のランキング入りしている彼は、しかし未だ自らの目標を見出せないでいたのかもしれない。
400mの距離を91.4cmの高さのハードルを10台飛び越える。それだけの競技である。
最初のハードルまでの距離は45mでそこから35m間隔に10台のハードル、最後のハードルからゴールまでの距離が40mである。
新人戦初日に予選からスタートした彼は、しかし準決勝で敗退する。
記録ビデオを見ながら失敗したレースについて、彼はその経緯を話してくれた。
「今までハードル間を15歩で走っていた。今回は予選で13歩で走った。」
「15歩を13歩にするためにはスタートからそれまで以上の加速が必要なんだ。」
「やってはみたけど・・途中から意識が遠くなるくらい苦しくなった。」
ビデオの中の彼は、途中までは図抜けたスピードなのに、後半まるで白目をむいた様な哀れな形相と無様に崩れたフォームで、それでも何とかしがみつく様にゴールしていた。
新人戦の間、彼の競技成績はランキング入りしているとは思えないような無残な結果。
初日の400mハードル予選の影響が総てに出ていた。
「何が足りないか解ったんだ。」「だから何をしなければならないかが解った。」
彼の敗戦の弁である。
人は目標を見出した時、そこに向かう事で自らの意義を見出せる。
与えられる結果ではなく、その時に自ら一歩を進められるか否かで決まるのだ。
「13歩のレース」は彼に目標を与え、そして超えなければならない課題を見出させた。
彼にとっては、価値のあるレースであった。
・・・・・
 我々も既に「13歩のレース」を知っている。
「何が足りなくて、何をしなければならないのか」を知っている。
新しい地域ケアの創出のために以下の3点の一歩が必要である。
〇彖曄平靴靴ぅ機璽咼皇鷆ヽ鞠亜疝用者ニーズ分類考)
多職種多事業連携を前提にした専門職の地域輩出(起業者育成とビジネスモデル)
C楼茲忘ざす仲間達への支援(事業関連オペレーションとネットワークの構築)
・・・・・
来年度事業計画は、この三つ課題遂行の第一歩となるようにしたい。
今は哀れに白目をむいて無残なフォームでも、確かな一歩を踏み出したいものである。

2010.10.14 Thursday 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) | 

夢に向かって 1

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 夢に向かって 1

  暫くブログの更新をしませんでした。
現在、弊社利用者ニーズ分類のバージョンアップが為され、そのアウトラインが少しずつ見えて来ていたからです。
今までのニーズ分類を基に新しいサービス提供概念が始まります。
地域ケアに関わる職種がお互いに役割を理解しつつ連携できる事、各サービス事業が決してレスパイト目的だけでない本来の目的融合が可能になる事。
それが弊社の事業概念である多職種・多事業連携であり、地域ケアに於けるサービス提供の条件になる概念です。
これまで、地域ケアに関わる多くの人達誰もが、「連携」と言う概念が必要である事を認識しています。
けれど、どうやって連携するのか現実にそれを有機的に実行する事が常に困難でした。
又、利用者(サービス消費者)側に立つサービス提供手法とは如何なるものか、常にそれは携る者達の命題であり、願いでもありました。
その2つの問題に挑む私達の研究成果が、地域ケアのフィールドから生まれ変わろうとしています。
新しい地域ケアの概念を基に、私達のサービス提供からバージョンアップさせていくつもりです。
・・・・・


【新しい概念が必要な要因】


 ^緡典ヾ愿内部であれば、利用者も医療従事者も傷病の回復とその管理に集中できる。  
  そこでの「生活」は均一であり、「介護」はあくまで管理として範疇である。
  ただし、ここでは利用者とサービス提供者の間に目的の不一致は存在しない。
  しかし一旦医療機関から出た場合、そこにはプロフィールの全く違った利用者個々の
  「生活」が、在る。
  そこでの「介護」は決して一元的な「管理」では済まない状況が存在している。
  この当たり前の事象に余りに無頓着に制度が決められている。
  「利用者プロフィール」に則った「サービス選択と提供」が今後の急務である。


◆^緡邸Σ雜酳野に従事している人間は「サービス業」である。
  「サービスを提供」引き換えに「利用料・報酬を頂く」これはサービス業である。
    当たり前の事を当たり前に認識していない者達が存在する事は残念である。
  自らが「サービス業」であるとの認識を持てば、自ずと利用者が何を求めているのか
  を知らなければならない。制度で割り切られた事業をただ構築するのではなく、
  法的範疇で可能な範囲でその実現に向けてサービスを展開させる事が必要である。
  自らが選ぶ側ではなく、選ばれる側である事を銘記すべきである。


 多職種が連携するための条件は、「報告書」や「会議」ではない。
  まず、自らが高い専門性を持って提供できるサービスの範疇を知らしめる事である。
  又その専門性を利用者の必要に応じて適宜変更させる事が可能な状態でる。
  そのためには、利用者プロフィールに合致した複合型のサービス提供が重要である。
  高い専門性に裏付けられた複合サービス提供を実施するためには、新しい概念が必要である。


ぁ〆濛陬機璽咼垢隼楡潺機璽咼垢箸鯤けて考察する事自体、利用者を無視した思考である。
  本来利用者プロフィールに応えられない状況と環境が施設に収容する形式を生んで来たので  
  あって、それはレスパイトと社会的素因に基づいた偏った選択肢であった。  
  又事業を利用者ベースではなく、制度に合わせただけの単なる収容施設化した環境が果たして
  これからの世代の利用者に受け入れられるだろうか?  
  利用者の「生活」をテーマにするのであれば、必要に応じたサービス事業の選択とやはり      
  複合化されたサービス提供手法が必要である。
  障害を持つ事で、「生活」が破綻する社会的環境をこそ変えなければならいのであって、
  小手先のサービス提供の変更ではその任にない。                                              


ァヽ董垢猟鷆.機璽咼垢鬟札哀瓮鵐箸垢襦
  多機能であったりサービス特化する事と、「サービス限定」する事は違う。
  各々が提供できるサービスを、利用者のニーズに従ってセグメントし、何ができるのかを
  明確にする事が肝要である。
  又そのサービス目的を利用者と共有し、目的を持ったサービス提供にしなければならない。
  あらゆる意味で、提供サービス項目はメニューとして一覧でき、且つそれを利用者が
  選択できる環境とそれを裏付ける概念が必要である。 


Α〕用者の「生活」範囲でのサービス提供が前提である。
  広範囲な大規模型のサービス提供では、利用者をその生活範囲から引き離してしまう。  
  故に、サービス提供媒体は小規模で且つ多機能でなければならない。
  ただし、その小規模な事業と多機能さを繋ぐ確かな思考性が必要である。


・・・・・
 大雑把に言えば利用者のニーズを汲み取ったサービス提供をしないと、本来の「支援」にはなりませんよ。と言う事です。
ただこれまで提唱されて来た概念は、障害を期間で分けたり、こちら側が勝手に区分したりの概念でした。それに応じて作られて来た制度やシステムは現在行き詰まりの状態です。新しい概念と環境が必要なようです。
当たり前の事が、当たり前に行える。そんな「私達の夢」が、少しだけ近づいているように感じています。   

2010.09.06 Monday 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) | 

ウインタープロジェクト外伝

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 ウインタープロジェクト外伝

ケース1 オーバーユース
 「あのね・・何処痛いの?」「腰と膝なんだけど・・」「整形の病院受診した?」
「歳だからって・・」「いつから痛いの?ずっと?」「運動しないと身体だめになるって・・言われて・・」「どんな運動したの?」「機械で筋力訓練してた・・」「どんどん歩いたし・・」「痛いの最近?」「いやずっと・・でも最近痛くてリハビリ嫌になってて・・」
・・・・
相談訪問でお会いした60代女性。要支援2で変形性膝関節症及び腰椎にも変形ありか?
現在通っている通所事業所では積極的にリハビリされている。所謂マシンを使ったパワーリハ。その他にご本人は積極的に散歩したり日常的に歩行訓練に勤しんでいたようだ。
納得。痛みの原因は紛れもなくオーバーユース。無理のし過ぎなのだ。変形性膝関節症の方の膝関節周囲はかなり難解な状態。骨や関節実質に注目されがちだが、周囲の軟部組織や筋肉は様々な状態を呈している。負荷をかけるなら十分なコンディショニングと負荷のかけ方が重要なのだが・・又積極的な歩行はいいのだが、靴やサポーター必要に応じてインソール等を装着して関節周囲にかける負担は考慮すべきだろう。膝周囲と腰部の疼痛の原因は明らかなコンディション不良と何ら対策を講じないまま進められたリハビリだ。
対策。まず痛みひくまで安静にして湿布でも張ろう。歩く時の靴の注意いろいろ。サポーター保護。膝周囲のコンディショニングの実施。・・・・約3週で疼痛は軽減した。

ケース2 栄養失調
  「ごはん食べてる?・・」「食べてるよ。けっこうね。」「お肉とかお魚とかは?」「肉はあんまりね・・魚刺身とか好き。」「まめとか卵とかは?」「うーん・・・」
・・・・
たぶん3食定期的な食事を取っているかどうか疑問。しかも炭水化物がメインで、パンやインスタント食品で食事が構成されているであろう事がゴミ箱から伺える。ヘルパーさんが定期で来てくれて恐らく何食か分はまともな食事になるのだろうけど。殆どがコンビニか惣菜コーナーの食材か。菓子パンの袋やインスタントラーメンの空き箱多数。
70代男性。独り暮らし。奥さんは少し前に亡くなっていた。要支援1.最近歩けなくなって来たとの相談。関節も筋肉も大きな障害は認めない。けれど何だかへん。そう身体を支える部分や筋肉が妙に細く頼りない。血糖?糖尿の治療してるよね・・あれ?食事?
人の生活。人の食卓。私たちが干渉できる限界もあるのだけど・・運動とかリハビリとかそんな次元ではない。そう栄養失調。明らかな内部の問題。
とにかく・・食事が出る通所事業所に通ってみようとの提案。ケアマネジャーさんと一緒に説得説得。
男性に限らず・・独り暮らしの女性や高齢のご夫婦の世帯に多いこのパターン

・・・・間もなく春。私たちのもとには沢山の方々からのご相談が寄せられる。
みんなで・・何とかしようね。みんなで・・考えたい。リハビリなんかしなくてもいいように。できるだけ早く・・できるだけ酷くしないように・・
                                                                                   
                                                         エルフ

2009.03.11 Wednesday 21:16 | comments(0) | trackbacks(0) | 

平成21年度介護報酬改定支援対策

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平成21年度介護報酬改定支援対策

 先日、利用者のご家族からこんな相談が寄せられた。
曰く、「4月からヘルパーさんの報酬が上がるみたいだけど、うちは限度額ぎりぎりだ  から今まで通りにヘルパーさんに来て貰えないのでは?それはとても困る。」
そんな事がないように、ケアマネジャーさんがちゃんとやり繰りしてくれる旨伝えたが、確かにそう言った傾向が出てもおかしくはない。

 
 今年4月から介護報酬が変更される。介護職の報酬を上げる目的で、それは確かに必要な事である。皆一生懸命地域ケアを守るために働いているのだもの。
在宅介護の守護神であるヘルパーさん達の報酬は1回当たり20〜30単位の上昇である。
地域的な加算や他の加算を加えるとそれ以上になる可能性がる。
月当たりの上昇分を考慮すると、確かに先のご家族の不安が全くないものとは言えない。介護だけではなく、各サービスとも実質的に若干づつの上昇の傾向が今回の改訂の内容である。限度額ぎりぎりであったり、低所得世帯のご家庭にあっては切実な問題となる。

 
 何かできることはないか?・・・フォーレストは既存のサービスを皆で見直した。


対策1・・訪問看護ステーション・リハビリテーション特化型通所介護の役割
フォーレストでは、目的達成型(ニーズ型)利用の促進を進めている。これは訪問看護やリハビリ       テーションを維持目的でだらだらと継続しないように、確かなゴール設定と期間設定を可能にしていく    方針である。維持目的に移行した皆さんにはケアマネジャーさんや主治医と相談しながらどんどん次のステップに移って貰う。当たり前の事だけれど、様々な障壁がありうまくいかない場合が多い。
短時間リハ特化型通所介護も、利用者さんのニーズを満たしたらより目的に合致したサービスに移行して貰う。そんな当たり前の事を達成するために、今後とも多職種・多事業連携を深め、他の医療機関や事業所さん達と協力していく所存である。


対策2・・リハビリウインタープロジェクト
毎年、3月から4月にかけて廃用性症候群のご相談が急増する。 冬の間運動を怠ったと言うだけではなく、風邪を引いてしばらく寝ていたり、入院したりで動けなくなってしまった方々。低栄養状態がしばらく続いた方々だったり。春になると介護度は変わらなくても、サービス利用が増大して しまうケースが多いのが現状である。これを防ぐために、フォーレストでは冬場に看護・リハ相談訪問の強化リハ特化通所の期間付き利用を促進している。事が起こる前にご一報下さい。


対策3・・福祉用品(ベット価格)・おむつ等排泄用品の値下げ
 福祉用品の価格差は、冬型の気圧配置とは全く逆である。
西高東低ではなく、西低東高。同一の用品でここまで価格差があって、それが介護保険上許されている希有な事態。様々な理由はあるにしても、フォーレストは何とか西に近い価格で提供できないか検討しました。
この結果、2月から3モーターベット、マットレス、ベット柵の3点セットで1100単位で提供します。今までの提供価格よりも50単位値下げします。エアマット使用でも2000単位で提供しています。今後ともレンタル価格の引き下げを継続実施していきます。
3月から、期間と機種台数に制限はありますが、3モーターベット、マットレス、ベット柵の3点セットで900単位でレンタルを開始します。(詳しくはホームページで)福祉用品レンタル単位の削減の分は、他のサービスに振り分ける事が可能でしょう。
おむつ宅配も卸価格上昇分の値上げはせずに、今まで通りの価格で提供します。

  
 以上がこの春からの介護報酬改定に向けたフォーレストの取り組みです。
社会的にも不況の波が高く、介護にかかるコストが増大していく現状。どうにか皆で乗り切りたいと切に願うばかりです。

                                                          エルフ
 

2009.01.19 Monday 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | 

平成21年度介護報酬改定

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「ほっけ」
 

社会保障審議会介護給付費分科会

平成21年度介護報酬改定に関する審議報告

抜粋

 

訪問看護

「ほっけ注」基本単位に変更無し。19年度改定留意事項での理学療法士・作業療法士・

言語療法士による訪問の回数制限が見直し(留意事項はまだ未発出)。訪看同士の連携

支援については未記載。

●利用者の状態に応じた訪問看護の充実を図る観点から、特別管理加算については、その対象

となる状態に重度の褥瘡を追加する。さらに、特別管理加算の対象者について、1時間30分

以上の訪問看護を実施した場合について評価を行う。

(新規)長時間訪問看護加算300単位/回

●同一の事業所から同時に2人の職員が1人の利用者に対し訪問看護を行った場合について

評価を行う。

(新規)複数名訪問加算 30分未満 254単位/回  30分以上 402単位
●ターミナルケアの充実を図り、医療保険との整合性を図る観点から、ターミナルケア加算の算定

 要件の緩和及び評価の見直しを行う。

      ターミナルケア加算 1,200単位 ⇒ 2,000単位

●訪問リハビリテーションの整備状況に地域差がある現状を踏まえ、訪問看護ステーションからの

理学療法士等の訪問に係る運用の見直しを行い、それに伴って、主として理学療法士等による

訪問を行っている訪問看護ステーションの管理者の要件について一定の整理を行う。

 

訪問リハビリテーション

「ほっけ注」サービスが地域に広がらない根本原因である、地域の主治医との直接

連携(指示関連)課題が未決。

●通所リハビリテーションの利用者が適所できなくなった際にも円滑な訪問リハビリテーションの提

供を可能とする観点から、介護老人保健施設で適所リハビリテーションを受けている利用者に

ついては、適所リハビリテーション終了後一月に限り、当該施設の配置医師がリハビリテーション

計画を作成し、訪問リハビリテーションを提供することを可能とする。

●基本報酬については、医療保険等との整合性を図る観点から、1日単位ではなく、サービス

提供時間に応じた評価に見直す。

訪問リハビリテーション費 500単位/日 ⇒ 305単位/回( 20分を1回)

●今後、さらに訪問リハビリテーションを拡充する方策について検討を行う。

 

通所介護

「ほっけ注」基本単位変更無。

●個別ニーズに対応する機能訓練の体制及びサービス提供方法に着目した評価を行う。

個別機能訓練加算27単位 ⇒ 個別機能訓練加算27単位/日

                               42単位/日

 

通所リハビリテーション

「ほっけ注」基本単位1〜2時間新設。みなし指定。まだ全くイメージできず。

●リハビリテーションの利用者が、医療保険から介護保険に移行しても、ニーズに沿ったサービスを

継ぎ目なく一貫して受けることができるよう、短時間・個別のリハビリテーションについての評価を

行うとともに、リハビリテーションの実施者について医療保険との整合性を図る。さらに、利用者

のアクセスを向上し、医療から介護への移行をよりスムーズにするという観点から、診療報酬に

おいて脳血管等疾患リハビリテーション又は運動器疾患リハビリテーションを算定している医療

機関については、通所リハビリテーション事業所としての指定があったものとみなす。

 (新規)1時間以上2時間未満 要介護1  270単位/回

                             2 300単位/回

                             3 330単位/回

                             4 360単位/回

                             5 390単位/回

 

「ほっけ注」次期介護報酬と診療報酬の同時改定まで基本は全て持ち越し。

自立支援制度も。

例の消費税うんぬんもそのタイミングでしたでしょうか。

日本の社会保障制度全体象。国の姿。

さてと・・・

2008.12.27 Saturday 15:27 | comments(1) | trackbacks(0) | 

ビジョン

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エルフじゃないけど「ほっけ」

 

小さな政府、民営化、社会保障削減、規制緩和、市場原理主義の重視を特徴とする「新自由主義」。

この政策の結果として、格差が広がったとされている。

所得格差拡大、業種間格差拡大、地域間格差拡大、・・・。格差拡大。そして格差の固定。

 

12月21日(日) のNHKスペシャル「医療再建・医師の偏在どう解決するか」を興味深くみた。

医師不足と叫ばれているが、医師数は不足していない。

勤務医開業医格差拡大、診療科格差拡大、地域格差拡大、昼夜格差拡大などを足掛かりに

番組を展開し、根本的な課題と政策欠如を示していった。

 

日本のビジョンがみえなくなっている。

社会保障制度のビジョン。医療、介護、ケア、リハビリテーションの姿。

ビジョンを踏まえて根本まで踏み込んだ政策の欠如。

 

さて、12月26日(金)介護給付費分科会で、平成21年度以降の介護保険の姿が決まる。

日本のリハビリテーションのビジョンがどう見えてくるか・・・。

フォーレストが描こうとするケアのビジョンと照らしつつ。
 
2008.12.25 Thursday 11:39 | comments(0) | trackbacks(0) | 

訪問リハビリテーション考

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JUGEMテーマ:介護

  訪問リハビリステーション考


 平成20年6月、全国から何本かのメールが届いた。
それは、フォーレストが念願してきた訪問リハビリステーションについてだった。
情報は8月になるとより具体性を帯び、様式や単価の設定に関してかなり詳細な内容になって来た。

 平成18年診療報酬改定及び介護報酬改定に於けるリハビリテーション業界の評価は、今更確認するべきものではない。それまで医療サービスが不足していた郡部で起こっていた事象が明らな形で都市部に波及し始めた。
これまでこの国で、まともにリハビリテーションが語られてきた経緯はない。
それが全国放送のテレビ番組や週刊誌で有名人が挙って発言したり、そのリハビリ風景を放送するに至っては、影響の大きさも理解できるというものだ。
 
 平成18年以前が良かったわけではない。
回復期病棟にすら入れなかった多数の患者さん達がそのまま在宅で置き去りにされていた。
生活が崩壊し、家族が犠牲になって介護という社会的な束縛と対峙しなければならない構図がそこにはあった。
介護保険は現在も自立支援を訴えながら、しかしその殆どの財源をレスパイトに費やしている。
生活を構築する何ものを変えられず、その手段は余りに未発達である。
入院・施設から在宅へと言う国の方向性は理解できるが、その手だてとなる生活手段の再構築と介護手法の開発が必要である。
本当はここにこそ本来のリハビリテーションの本流があるように思えるのだが。
  
 振り返って・・
現在のリハビリテーション業界の様相は、未だ医療機関内部を中心とした旧体制の思考のままである。地域や介護との連携は随分昔から唱え続けられてはいるが、そのモデルは大規模な医療福祉複合体を範とし、決して遍く地域に行き届いたサービス提供ではない。
又業界は自らのアイデンティティを確固としないままに他の分野と連携を試みている。
セラピストはその絶対数の不足を教育機関を急増させることで補い、確かな技術研鑽がされないままあまりに未熟な展開が医療機関内部で起こってはいないか?
数十年のキャリアを持つセラピストの何割が自ら地域社会に立ち、組織を運営できるだけの社会的素養を持ち合わせるのか?
確かに、訪問リハビリステーションは我々の悲願ではあった。しかし現在の業界の内情を考慮した時、果たして今すぐに地域社会に応える事ができるのか疑問である。
  
 平成21年度介護報酬改定にあたって、どうやら訪問リハビリステーションは見送られたようだ。しかし訪問看護ステーションからの訪問リハビリの提供は寧ろ見直され、リハビリステーションは今後の課題として残った。
地域での介護を定義しようとした時、一職種による単独のサービス提供ではなく、これまで繰り返し唱え続けられて来た本来の多職種・多事業連携による生活再構築手法の確立が必要十分条件である。しかし、この方向性が実は我々セラピスト側からではなく、 看護業界の働きかけで構築されつつある。 
長年培われた思考と高度な研究事業に裏付けられたこの方向性が、正に今後の地域ケアの根幹になるような気がしてならない。
  訪問リハビリステーションは、我々リハビリテーション業界の成熟と共に形成されるべきものと思える。さて・・如何に?  

2008.12.22 Monday 14:35 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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